鶴岡市の春の味覚 たけのこ「湯田川孟宗」の収穫始まる

山形県鶴岡市の春の味覚として人気を集める特産のたけのこ、「湯田川孟宗」の収穫が始まり、取れたてのたけのこが農協の直売所に運び込まれました。

たけのこ「湯田川孟宗」は、柔らかい食感とえぐみのない深い味わいが特徴で、庄内地方ではみそと酒かすで仕立てた「孟宗汁」などとして春の食卓を彩ります。

鶴岡市湯田川地区にある農協の直売所では、25日午前6時すぎから、生産者たちが早朝に掘り出したばかりのたけのこを次々と持ち込んでいました。

農協によりますと、25日持ち込まれたたけのこはおよそ470キロで、重さや品質ごとに6段階に分類され、大きいものでは重さ1キロを超えるものもあるということです。

鶴岡市農業協同組合 湯田川孟宗部会の佐藤久男会長は「ことしは冬が暖かく、収穫時期は例年より1週間ほど早くなっている。多くの人に孟宗汁などで楽しんでほしい」と話していました。

農協によりますと、「湯田川孟宗」は豊作の年が1年おきに訪れるといい、豊作の年にあたることしの収穫量は、去年の2倍にあたる12トン程度を見込んでいるということです。

農協の直売所での販売は、27日から来月下旬まで続く予定です。