溶連菌感染症 依然警報の基準上回る 感染対策徹底の呼びかけ

子どもを中心に症状が出るいわゆる「溶連菌感染症」は1医療機関あたりの患者数の平均が9.64人と前の週より0.32人増え、依然として警報の基準を上回っています。

いわゆる「溶連菌感染症」=「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」は幼い子どもや小学生がかかりやすく、発熱やのどの痛み、全身のだるさなどの症状が出る感染症で、せきやくしゃみなどの飛まつや接触で感染します。

県によりますと、今月21日までの1週間で、県内28の小児科から報告された患者数は270人で、前の週より9人増えました。

1医療機関あたりの平均は9.64人と、前の週より0.32人増え、依然として警報の基準を上回っています。

保健所別では、置賜保健所が14.6人、山形市保健所が13.5人、山形市を除く村山地域を管轄する村山保健所が12.29人、庄内保健所が3.86人、最上保健所が1人となっています。

年代別では1歳未満は0人、1歳と8歳がそれぞれ20人、2歳が14人、3歳が30人、4歳と5歳がそれぞれ34人、6歳が28人、7歳が45人、9歳と20歳以上がそれぞれ8人、10代が29人となっています。

県は、手洗いや消毒、マスクの着用といった基本的な感染対策を引き続き徹底するよう呼びかけています。