咽頭結膜熱 依然として警報の基準上回る 予防の徹底呼びかけ

プール熱と呼ばれていた咽頭結膜熱の患者数は、1医療機関あたりの患者数の平均が1.5人と前の週より0.29人増え、依然として警報の基準を上回っています。

咽頭結膜熱は、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出るウイルス性の感染症で、せきやくしゃみなどの飛沫で感染するほか、ウイルスが付着したタオルを介しても感染します。

県によりますと、今月21日までの1週間で、県内28の小児科から報告された患者数は42人と前の週より8人増えました。

1医療機関あたりの平均は1.5人と、前の週より0.29人増え、警報の基準を依然として上回っています。

保健所別では、置賜保健所が2.8人、山形市を除く村山地域を管轄する村山保健所が2.14人、最上保健所が1.33人、庄内保健所が1.29人、山形市保健所はいませんでした。

年代別では、1歳未満と8歳がそれぞれ1人、1歳と3歳がそれぞれ10人、2歳が8人、4歳が9人、5歳が3人、6歳、7歳、9歳、それに10歳以上はいませんでした。

県は十分な手洗いやタオルの共用を控えるほか、マスクの着用や換気など予防の徹底を呼びかけています。