観光道路「西吾妻スカイバレー」が開通 米沢市で安全祈願祭

冬の間、通行止めとなっていた山形県と福島県を結ぶ観光道路「西吾妻スカイバレー」が開通し山形県米沢市で安全祈願祭が行われました。

西吾妻スカイバレーは、米沢市と福島県北塩原村を結ぶ全長17.8キロの県道で、冬の間、積雪のため11月から4月下旬まで通行止めとなっています。

除雪作業を終え、およそ5か月ぶりに開通することになり、24日は、観光道路の近くにある米沢市の施設で山形県や福島県など関係者およそ40人が出席し安全を祈願する神事が行われました。

この中で米沢観光コンベンション協会の小嶋彌左衛門会長が、「いよいよ福島県と山形県の観光シーズンの幕開けです。大勢の観光客が訪れ楽しんでくれることを願っています」とあいさつしました。

そして、午前10時にゲートが開けられると待っていた車が通過していきました。

24日は、雨が降っていましたが、標高およそ1400メートルの山頂付近では山の斜面に雪が残り、晴れていれば、磐梯山や桧原湖などの絶景を間近に臨むことができます。

開通を待っていた山形県小国町の60代の男性は「山岳道路を走るのが好きなので来ました。春のスカイバレーを走ったことがないので楽しみです」と話していました。

西吾妻スカイバレーは、路面凍結のおそれがあるため、来月9日までは午後5時から翌朝7時まで通行止めとなっています。