県内クラフトビールメーカー7社 新たに協会設立 合同でPR

県内のクラフトビールメーカー7社が合同でPRしていこうと新たに協会を設立し、23日、天童市で報道機関向けに各社のビールを紹介するイベントが開かれました。

県内でクラフトビールを製造している7社は、今月1日に「山形県クラフトビール普及協会」を設立しました。

23日は、醸造所がある天童市内の旅館に各社の代表などおよそ10人が集まり、協会を設立した背景を報告しました。

このなかで、国内でクラフトビールの市場は伸びていて、県内でも昨年度の出荷量が4年前のおよそ2倍となりましたが、日本酒やワインと比べると認知度が低いことが課題となっていると説明しました。

このため、協会では山形県のクラフトビールをPRするイベントを合同で開催したり、品質をさらに向上するための研修を行ったりするということです。

このあと県特産のさくらんぼやシャインマスカットといった果物のほか、そば粉や県産米の「つや姫」などを使った14種類のビールが紹介されました。

西川町の醸造所の製造課長で県クラフトビール普及協会の設楽靖会長は「各地の果物や野菜など特産品を活用したクラフトビールを広めて、地域を盛り上げていきたい」と話していました。