大蔵村 肘折温泉の朝市 今シーズンの営業始まる

山形県大蔵村にある肘折温泉の朝市が今シーズンの営業を始め、訪れた人が山菜などを買い求めていました。

肘折温泉の朝市は、江戸時代から続く風物詩で、湯治客の食材として販売していたのが始まりと言われています。

20日は朝早くからコゴミやウド、アイコといった取れたての山菜や漬物など並び、旅館の宿泊客などが買い求めていました。

肘折温泉では、例年3メートルを超える積雪になりますが、今年は暖冬で雪が少なく、例年より10日ほど早く山菜の季節を迎えたということです。

群馬県から訪れた60代の女性は「山菜はきのうの宿でも食べておいしかったので早速買いました」と話していました。

また、北海道から訪れた50代の女性は「こんな山深いところに温泉があるとは驚きました。お湯もすごくよかったです」と話していました。

肘折朝市組合の長南喜美子会長は「これからもっと多くの山菜が出るので、ぜひ、お客さんに食べていただきたいです」と話していました。

肘折温泉の朝市は12月10日までで、秋にはナメコやマイタケなどのきのこが並ぶということです。