山火事の防止呼びかけるキャラバンの出発式 新庄市

春の山菜シーズンを前に、たき火の不始末などで火災が起きるのを防ごうと、山火事の防止を呼びかけるキャラバンの出発式が新庄市で行われました。

新庄市にある県の最上総合支庁で行われたキャラバンの出発式には、最上地域の市町村や消防、それに森林組合などの関係者、あわせて20人が参加しました。

はじめに、柴崎渉支庁長が「春は行楽や山菜採りなどで入山者が増え、たばこの不始末や野焼きなどによる山火事が発生ししやすい時期です。山火事防止を広く呼びかけましょう」とあいさつしました。

続いて、参加者の代表に「山火事防止」と書かれた腕章が手渡され、およそ15台の車に乗り込み、パトロールに出発しました。

県によりますと、林野火災や畑などでの火事は、先月31日から今月17日までで35件発生していて、このうち最上地域では6件発生しています。

県は、空気が乾燥する日が続いているため、「林野火災野火等多発警報」を出して、たき火やたばこのポイ捨てなど火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。

最上地域を管轄している消防本部の警防課の佐藤公徳課長補佐は「ことしに入って最上地域でも林野火災が発生しているので、防止を呼びかけていきたい」と話していました。