桜の名所 神社で大鳥居のしめ縄掛け替え 山形 南陽
桜の名所として知られ、900年以上の歴史を誇る南陽市の神社で、大鳥居のしめ縄の掛け替えが行われました。
南陽市の烏帽子山八幡宮では、毎年4月20日に行われる春のお祭りを前に、高さおよそ10メートルの鳥居のしめ縄の掛け替えが行われます。
ことしも、地元の保存会が、長さ10メートル余り、重さ300キロほどのしめ縄をおよそ1か月かけて作り上げ、18日、トラックに載せて神社まで運びました。
続いて神主が祝詞をあげて神事を行ったあと、保存会の人たちがロープと滑車を使って10人がかりで古いしめ縄を下ろしました。
そして、新しいしめ縄を引っ張り上げて鳥居にかけると、様子を見守っていた参拝客などから拍手が送られていました。
都内から訪れた40代の男性は「たまたま神社を訪れたのですが、しめ縄をどのように掛け替えるのか初めて見ることができて、貴重な機会になりました」と話していました。
烏帽子山八幡宮の禰宜新山佳弘さんは「立派なしめ縄に掛け替えていただきありがたいです。このしめ縄を起点に地域がますます繁栄することを願っています」と話していました。