山形県内 溶連菌感染症患者数 増加 依然 警報基準上回る

子どもを中心に症状が出るいわゆる「溶連菌感染症」は、1医療機関当たりの平均が9.32人と前の週より2.07人増え、依然として警報の基準を上回っています。

いわゆる「溶連菌感染症」=「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」は幼い子どもや小学生がかかりやすく、発熱やのどの痛み、全身のだるさなどの症状が出る感染症で、せきやくしゃみなどの飛まつや接触で感染します。

県によりますと、今月14日までの1週間で、県内28の小児科から報告された患者数は261人で、前の週より58人増えました。

1医療機関当たりの平均は9.32人と、前の週より2.07人増え、依然として警報の基準を上回っています。

保健所別では、山形市保健所が15.67人、置賜保健所が15.20人、山形市を除く村山地域を管轄する村山保健所が6.43人、庄内保健所が5.71人、最上保健所が2.00人となっています。

年代別では1歳未満が2人、1歳が9人、2歳が17人、3歳が26人、4歳が32人、5歳が37人、6歳が26人、7歳が39人、8歳が24人、9歳が19人、10代が24人、20歳以上が6人となっています。

県は、手洗いや消毒、マスクの着用といった基本的な感染対策を引き続き徹底するよう呼びかけています。