山形県内 咽頭結膜熱患者数 減少も依然 警報基準上回る

プール熱と呼ばれていた咽頭結膜熱の患者数は、1医療機関当たりの平均が1.21人と前の週より0.36人減りましたが、依然として警報の基準を上回っています。

咽頭結膜熱は、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出るウイルス性の感染症で、せきやくしゃみなどの飛沫で感染するほか、ウイルスが付着したタオルを介しても感染します。

県によりますと、今月14日までの1週間で、県内28の小児科から報告された患者数は34人と前の週より10人減りました。

1医療機関当たりの平均は1.21人と、前の週より0.36人減りましたが、警報の基準を依然として上回っています。

保健所別では、置賜保健所が3.40人、山形市を除く村山地域を管轄する村山保健所が1.29人、庄内保健所が0.57人山形市保健所が0.50人、最上保健所が0.33人、となっています。

年代別では、1歳未満と7歳がそれぞれ1人、1歳と4歳がそれぞれ6人、2歳が9人、3歳と6歳がそれぞれ4人、5歳が3人、8歳と9歳、10代と20歳以上は0人となっています。

県は十分な手洗いやタオルの共用を控えるほか、マスクの着用や換気など予防の徹底を呼びかけています。