慶応大学研究所と大手広告代理店が連携協定 社会課題を解決へ

鶴岡市にある最先端のバイオ技術を研究している慶応大学の研究所と、大手の広告代理店が包括的な連携協定を結び、人権問題や地球温暖化など社会の課題を解決しようと共同でプロジェクトなどを進めていくことになりました。

協定を結んだのは鶴岡市にある慶応大学先端生命科学研究所と大手の広告代理店、博報堂DYホールディングスです。

11日は、市内で締結式が行われ、研究所の荒川和晴所長と博報堂DYホールディングスの水島正幸社長が協定書に署名しました。

協定では互いの得意とする分野を生かして人権問題や地球温暖化などの社会の課題を解決しようとプロジェクトを共同で進めていくことや、人材交流を通じて次世代の人材を育成することにしています。

会見の中で、荒川所長は「博報堂は、多くの人に知ってもらうという技術を持っているので、鶴岡市が、『おもしろい』ということを知ってもらえると期待している」と話していました。

水島社長は「研究所の先進的な取り組みに非常に魅力を感じている。ここでの学びを全国に広げていきたい」と話していました。