酒田港に国際クルーズ船が今年度初寄港 地元の人たちが歓迎

外国の会社が所有する国際クルーズ船が今年度、酒田港に初めて寄港し、海外からの観光客でにぎわいました。

今年度酒田港に初めて入港したのは、全長およそ285メートルで、アメリカの会社が所有する国際クルーズ船、「ウエステルダム」です。

「ウエステルダム」は8日午前8時前、アメリカやオーストラリア、それにフランスなどの観光客、およそ1900人を乗せて酒田港に入港しました。

クルーズ船から下りてきた乗客たちは、地元の人たちによる太鼓の演奏で出迎えられると、酒田舞娘と写真を撮ったり、太鼓をたたく体験をしたりして、日本の文化を楽しんでいました。

オーストラリアから訪れた男性は「まちなかを散策して、酒田のすばらしいところを見たいです」と話していました。

また、フランスから訪れた男性は「酒田の本間家など、歴史のある古い建物を見に行きたいです」と話していました。

このあと乗客たちは、シャトルバスなどに乗り込んでそれぞれの目的地に向けて出発し、このうち酒田市の中心部では、地元の人たちが着物や雑貨などの出店を構え、訪れた人たちをもてなしていました。

今年度、酒田港では10日、寄港する「ダイヤモンド・プリンセス」など、過去最多の7回、外国の会社が所有する国際クルーズ船の寄港が予定されています。