春の交通安全運動の出発式 山形県庁 子どもの安全などが重点

子どもの安全やヘルメットの着用などに重点を置いた春の交通安全県民運動が始まるのを前に5日、県庁で出発式が行われました。

県庁で行われた出発式には、県職員や警察官、それに小学生などおよそ60人が参加しました。

この中で吉村知事は「春は小学校などの新入生や運転に不慣れなドライバーがいるので、事故防止の機運を高めてもらいたい」とあいさつしました。

そして、小学生や高校生の代表が「左右の安全を確認して道路を渡ります」とか「自転車に乗るときはヘルメットをつけて交通ルールを守ります」などと宣言しました。

このあと、警察のパトカーや交通機動隊の「白バイ」など合わせて10台が県庁から山形市内のパトロールに出発しました。

今回の春の交通安全県民運動は6日から今月15日までで、子どもの安全な通学や歩行者優先の意識の徹底、それに自転車に乗る際のヘルメットの着用などに重点が置かれていて、期間中はドライバーなどの取り締まりを強化することにしています。

県消費生活・地域安全課の渡邊晃主幹は「春になってドライバーの皆さんも忙しくなっていると思うが心に余裕を持って運転してほしい。小学校の新入生がいる家庭にはぜひ通学路を一緒に歩いて危ないところを確認してもらいたい」と話していました。