鶴岡市が全域のハザードマップを見直し ホームページで公開

おととしの大みそかに鶴岡市で発生した土砂災害を受けて、市は全域のハザードマップを見直し、ホームページで公開しています。

おととし12月31日、鶴岡市西目で発生した土砂災害では、住宅など17棟が倒壊して2人が死亡しました。

土砂災害を受けて鶴岡市は全域のハザードマップを見直すことになり、住民から土砂災害が発生したことがある場所や避難経路で冠水したことがある道路などの聞き取りをしました。

新たなハザードマップは市内全域を93枚の地図に分けて、今月から市のホームページで公開されています。

ハザードマップには、新たに指定した土砂災害で住民に著しい危険が及ぶおそれがある「土砂災害特別警戒区域」を盛り込んだほか、住民の意見を反映して見直した166か所の一時避難する場所を記載しました。

また、ホームページで公開されているマップは洪水や津波が発生した際の浸水想定区域も確認することができ、市は必要に応じて年1回程度の見直しを行う予定です。

市は、印刷したハザードマップも今月から市内の全世帯に配布し、来月から各地域で説明会を開くことにしています。

鶴岡市防災安全課は「住んでいる地域にどんなリスクがあるのかを把握した上で、ふだんから避難する時の行動を意識するために役立ててほしい」としています。