「小林製薬」の紅麹成分含む健康食品を摂取 高齢男性が入院

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気を発症した問題で、山形県は「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した高齢の男性が急性腎障害で庄内地方の医療機関に入院したと発表しました。

県によりますと、29日午前、庄内地方に住む高齢の男性が頭痛や吐き気などを訴えて庄内地方にある医療機関を受診しました。

男性は、医師に対し、ことし1月から今月中旬にかけて小林製薬の「紅麹」成分を含んだ健康食品を摂取したと話したということです。

検査の結果、男性は急性腎障害と診断され入院しました。

男性の容体はわかっていません。

県内で小林製薬の紅麹の成分を含む健康食品を摂取した人の健康被害が確認されたのは初めてです。

県は、小林製薬の紅麹の成分を含む健康食品の使用をただちに中止するとともに、体の異変を感じた場合は医療機関を受診するよう呼びかけています。