公立高校入試 来年から3校で「前期」の試験導入 県教委

県教育委員会は、令和8年度から公立高校の入試制度が変わるのを前に、1年前倒しして来年の入試から谷地高校、米沢東高校、南陽高校の3校を対象に、「前期」の試験を導入することを決めました。

県教育委員会は、令和8年度から公立高校の入試制度を変更し、すべての公立高校で「前期」と「後期」の2回、受験の機会を設けることにしています。

これを1年前倒しして、新年度から中学3年生となる来年2月の入試から、谷地高校、米沢東高校、南陽高校の3校で、「前期」の試験を導入することを決めました。

県教育委員会によりますと、この3校は去年とおととしの一般入試で、入学定員に対する合格者数の割合の平均が7割を下回っていて、「前期」の試験を前倒しして実施することで、生徒の確保につなげたいとしています。

募集人員や試験内容などについては、ことし8月に公表される予定です。

県教育委員会高校教育課は「受験のチャンスが2回に増え、高校側にとっては生徒を早い段階から確保できることにつながる。新しい入試制度の周知に努めていきたい」と話しています。