春休みの小学生などに居場所を提供 山形市の子ども食堂

山形市で「子ども食堂」を運営している団体は、春休み中の小学生などが宿題をしたり、友達と遊んだりできる場所を提供しています。

山形市の南山形地区で、去年10月から子どもや地域の人たちに食事や居場所を提供する「子ども食堂」を運営している市民団体は、春休み中に小学生などが友人たちと過ごせる場所を、28日から初めて提供しています。

会場の南山形コミュニティセンターには、午前10時になると、近くに住む子どもたちが次々と訪れ、ボランティアの大学生などに教えてもらいながら宿題をしたり、絵を描いたりしていました。

また、子どもたちには昼食が提供されるということで、スタッフなどが午前中から準備を進めていました。

参加した小学4年生の男の子は「宿題に集中して取り組めるので、すごくいい」と話していました。

市民団体の難波知晶さんは「子どもたちや保護者のためにも、地域の人たちで子どもたちを見守れる場所を提供したい。今後は夏休みなどにも企画したい」と話していました。

この企画は28日から3日間、午前10時から午後3時まで行われ、この地区以外の子どもも参加できるということです。

子ども食堂への支援などをしている県や山形市の社会福祉協議会によりますと、この春休みに子どもたちに居場所を提供している食堂は、把握しているだけでも、山形市に3か所、上山市に1か所あるということです。