山形鉄道 フラワー長井線 車両や信号など10年かけ設備更新

フラワー長井線を運行する山形鉄道では、設備が老朽化していることから来年度から10年かけて車両などの設備を更新していくことになりました。

長井市に本社がある山形鉄道は、平成28年度から会社は運行に専念し、県や長井市などの沿線自治体が用地や施設を保有する「上下分離方式」で運営しています。

県や長井市などによりますと、山形鉄道では設備が老朽化していることから、沿線自治体が費用を負担して車両や信号といった設備を来年度から段階的に更新していくことになりました。

このうち、信号は来年度から3年間で、車両は運行する6両のうち5両を令和8年度から4年間で、枕木や踏切設備は今後10年間で、順次更新するということです。

事業費は8億7000万円余りとなる見込みで、4割余りにあたる3億8600万円余りは国の交付金を活用し、残りを自治体が負担する方針です。

県置賜総合支庁連携支援室は「安定運行に向けて、沿線自治体と協力して計画を進めていきたい」とコメントしています。