国内最大級のひな人形やひな飾り展示 新庄で「ひなまつり展」

江戸時代に作られた国内最大級の享保雛やひな飾りなどが楽しめる「新庄のひなまつり展」が新庄市で開かれています。

新庄市は城下町だった江戸時代に舟運が盛んで、京都などから運ばれたひな人形が多く保存されていて、新庄ふるさと歴史センターでは、旧暦の３月３日に合わせて、ひな人形やひな道具などおよそ４００点が展示されています。

このうち、江戸時代中期の寛政の改革の前に作られた豪華けんらんな大きな冠をかぶった享保雛は、高さおよそ７０センチで国内最大級の大きさです。

また、明治時代に作られた古今雛は、目の部分にガラスや水晶が使われ、現代のひな人形の元となったと言われています。

このほか、家紋が描かれた黒塗りの漆が輝くひな道具なども展示されています。

東京から訪れた３０代の男性は「昔から現代に至るまで多種多様なひな人形が展示されていて、見応えがありました」と話していました。

新庄ふるさと歴史センターの八鍬幸紀所長は「ひな人形それぞれに特色があります。きらびやかな昔に思いをはせていただきたい」と話していました。

「新庄のひなまつり展」は新庄市の新庄ふるさと歴史センターで来月８日まで、毎日、開かれています。