米沢のみそこうじ製造販売会社「紅麹」使った商品を自主回収

小林製薬の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、米沢市のみそやこうじの製造販売会社は、小林製薬から仕入れた「紅麹」を使った商品の販売を中止し、自主回収すると発表しました。
これまで健康被害は確認されていないということです。

小林製薬は、「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことから、この成分を含む3種類の機能性表示食品の自主回収を進めていて、ことし1人が腎疾患で亡くなっていたことを明らかにしました。

米沢市のみそやこうじの製造販売会社「おたまや」は、小林製薬が自主回収を進めている商品とは異なりますが、小林製薬から仕入れた「紅麹」を使った商品の販売を中止し、自主回収すると発表しました。

対象の商品は、「紅麹01」「紅麹03」「紅麹04」「紅麹08」「紅麹09」「紅麹11」の6種類で、内容量によってそれぞれ2種類あり、合わせて12の商品です。

会社によりますと、対象の商品は小林製薬が自主回収を進めている商品と同じ施設で製造されたもので、把握している範囲で去年12月中旬以降、少なくとも1400個余りが米沢市の店頭やインターネットで販売されたということです。

会社によりますと、小林製薬から仕入れている「紅麹」を使った商品は、およそ8年前から販売されていますが、今のところ健康被害は確認されていないということです。

会社では、小林製薬からの連絡を受けて24日から対象の商品の販売を中止し、ホームページで購入した人に商品を返品するよう呼びかけています。

また、小林製薬以外のメーカーから仕入れた「紅麹」を使用した商品も原因が特定され、安全が確認されるまで、販売を中止しました。

「おたまや」は「お客様にご迷惑をおかけし申し訳ない。詳細が分かりしだいお伝えし、真摯(しんし)に対応していく」とコメントしています。