遊佐町長選 新人の松永氏が初当選

前の町長の死去に伴い、新人2人による争いとなった遊佐町の町長選挙は24日投票が行われ、無所属で新人の松永裕美氏が初めての当選を果たしました。

遊佐町長選挙の開票結果です。
▽松永裕美、無所属・新。
 当選。
 4489票。
▽齋藤武、無所属・新。
 3093票。

遊佐町の元町議会議員の新人どうしの争いとなった今回の町長選挙は、松永氏が齋藤氏を抑えて、初めての当選を果たしました。

松永氏は、遊佐町出身の57歳。千葉県で大手電機メーカーなどの勤務を経たあと、平成27年から町議会議員を務めていました。

選挙戦で松永氏は、小学校の給食費の無償化や高齢者が町役場を訪れる際の交通費の軽減のほか、鳥海山の湧き水などの地域資源を生かしたまちづくりなどを訴えました。

松永氏は「子育て世代や高齢者の負担軽減による住みよいまちづくりと地域の資源を生かした町おこしを進めていきたい」と話していました。

11年ぶりの選挙戦となった今回の町長選挙の投票率は69点87%で、過去最低となった前回・平成25年を4点76ポイント上回りました。