鶴岡署警部補が部下に”公務外で公用車運転させる” 処分検討

山形県警察本部の鶴岡警察署に勤務する警部補が、自分の部屋の鍵を官舎まで届けるよう部下に指示し、部下が公用車で鍵を届けようとしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
県警察本部は、警部補の指示が公務以外で公用車を運転させたことにあたるとして、警部補の処分を検討しているということです。

県警察本部が処分を検討しているのは、鶴岡警察署に勤務する警部補です。

捜査関係者によりますと、警部補は今月、勤務後に飲酒し、鶴岡市にある官舎に到着したとき、自分の部屋の鍵を警察署に忘れたことに気づき、当直中だった部下に電話して官舎まで届けるよう指示しました。

このあと、部下が公用車で鍵を届ける途中、市内のアパートの敷地内で物損事故を起こしたということです。

警部補は「酒を飲んでいた上、寒かったので、鍵を届けさせようと思った」などと話しているということです。

県警察本部は、警部補の指示が公務以外で公用車を運転させたことにあたるとして、警部補の処分を検討しているということです。

県警察本部監察課はNHKの取材に対し、「個別の事案についてコメントしない」としています。