県の新年度当初予算 保育士の育児休暇取得を支援

県の新年度当初予算に盛り込まれた主な事業をシリーズでお伝えしています。
県は、保育士が育児休暇を取得しやすいように、育児休暇を取得したい保育士がいる場合、代わりの人員を配置するために必要な費用を補助することにしました。

県によりますと、保育の現場は人手不足が深刻で、「育児休暇を取得しにくい」と感じ、妊娠を機に仕事を辞める保育士が多いということで、離職につながっていることが課題となっています。

こうしたことを受けて、県は、認可保育所や認定こども園で育児休暇を取得したい保育士がいる場合、代わりの人員を配置するために必要な費用を補助することにしました。

保育士が育児休暇に入る前から代わりの人員を配置することができ、補助の対象はおよそ50人分で、県と市町村で50万円ずつ、あわせて上限100万円を補助するということです。

県は新年度当初予算に2800万円を計上していて、今後、この事業に取り組む市町村を募集することにしています。

県子ども成育支援課は「保育士の人材確保につながるような支援を継続的に行い、保育士の離職防止つなげたい」とコメントしています。