山形県を舞台にしたアニメ映画が5月に公開 協議会が会見

山形県を舞台にしたアニメーション映画がことし5月に公開されることになり、主な舞台となる米沢市で会見が開かれました。

公開される映画は、スタジオジブリで『千と千尋の神隠し』などに参加した柴山智隆さんが監督を務め、山形県に住む男子高校生と鬼の少女との出会いから始まる恋愛ファンタジーのアニメです。

「雪国を舞台にしたい」という柴山監督の構想からアニメが制作され、米沢市が主な舞台として描かれています。

映画の中では、米沢市の駅前や米沢商業高校のほか、山形市の山寺や恋人の聖地とされる上山市の花咲山展望台なども登場するということです。

この映画をきっかけに地域活性化につなげようと、去年11月、米沢市や商工会議所、それに観光協会などで協議会が設立され、18日、協議会の関係者が会見を開きました。

協議会の伊藤優子会長は「主人公が通っている学校は米沢商業高校がモデルになるなど、米沢市内を中心に実際の景色が忠実に描写されている。ロケ地を巡る聖地巡礼などで多くの人に米沢に来てもらい活気づけたい」と話していました。

映画はことし5月24日から全国の劇場などで公開され、協議会ではアニメの舞台となった場所を巡る“聖地巡礼”のマップを作るなどして地域を盛り上げることにしています。