山形県立中央病院 患者の手術の際 体内にガーゼ置き忘れる

山形市の山形県立中央病院は先月上旬、50代の男性患者の手術を行った際に、体内にガーゼを置き忘れる医療ミスを起こしたことを明らかにしました。
病院によりますと、患者の家族に謝罪をしたうえで、ガーゼを取り出す手術を行い、患者の命に別状はないということです。

山形県立中央病院によりますと、先月上旬、50代の男性患者の胸の手術を行った際に、手術で使ったガーゼ1枚を体内に置き忘れたことが分かったということです。

手術の翌日、エックス線画像を確認したところ、ガーゼが見つかったということで、その後、患者の家族に謝罪をしたうえで、ガーゼを取り出す手術を行い、患者の命に別状はないということです。

原因について、病院はガーゼの枚数を使用前と使用後に確認しているものの、使用後に確認した枚数に誤りがあったと考えられるほか、手術後、医師がエックス線画像を確認した際、ガーゼを見落としてしまったということです。

今回のミスを受けて、病院では使用済みのガーゼの枚数や手術後のエックス線画像を複数人で確認するとしています。

山形県立中央病院の武田弘明病院長は「今後も安全・安心な医療を提供するため、積極的に事故の防止対策に取り組み、信頼される県立病院を目指していく」とコメントしています。