山形県庁で三陸や北陸の食材使った弁当販売 被災地の復興支援

福島第一原子力発電所の処理水の放出を受けて風評被害を受けている水産業や、能登半島地震の被災地を応援しようと、山形県庁の食堂で、三陸や北陸でとれた食材を使った弁当が販売されています。

この弁当は県庁の1階にある食堂で11日から販売されていて、宮城県産の「カナガシラ」という魚を使った磯辺揚げや、富山県産のホタルイカの酢みそあえ、それに、雪の下で寝かせることで甘みの成分が増すとされる石川県産の「雪下にんじん」を使ったパウンドケーキなどが色鮮やかに盛り付けされています。

値段は税込みで2700円で、購入するには食堂の営業日の2日前までに予約が必要です。

県によりますと、これまでにおよそ60食分の予約がすでに入っているということです。

弁当を購入した山形市の70代の女性は「石川県から山形に避難している人がいるので、その人と一緒に食べようと思います」と話していました。

弁当の企画に携わった県総務厚生課の早坂幸子課長補佐は「東北、北陸の復興への思いを込めて、食べて応援してほしい」と話していました。

弁当の予約は、土日、祝日を除いて今月19日まで、食堂のほか、電話とファックスでも受け付けています。

番号は023ー630ー3008です。