山形県 新年度当初予算案 収穫期に外国人材を農家に派遣

県の新年度の当初予算案に盛り込まれた主な事業をシリーズでお伝えしています。
農業の人手不足が課題となる中、県は、果物や野菜の収穫時期に外国人材を農家に派遣する取り組みを始めることにしています。

県は、特に人手が足りなくなる果物や野菜の収穫時期に外国人材を活用して人手を確保しようと、合わせて1400万円余りの事業費を当初予算案に盛り込みました。

具体的には、6月から8月ごろにかけて、さくらんぼやすいか、枝豆などの収穫や出荷作業で、人手が必要な農家や農業法人に対し、カンボジアやインドネシアなどからの外国人材を派遣するということです。

また、派遣された外国人材の住まいの環境を整えるため、エアコンや冷蔵庫など、家電を部屋に設置するための費用も支援するということです。

県農業経営・所得向上推進課は「農業の人手不足の解消につなげられるよう、外国人材を活用した取り組みを進めるとともに、効果についても検証していきたい」とコメントしています。