能登半島地震発生から2か月 酒田では住宅耐震化の無料相談会

能登半島地震の発生から3月1日で2か月です。
酒田市の工務店では、住宅の耐震などに関する無料の相談会が開かれています。

ことしの元日に発生した能登半島地震では、石川県内で被害が確認された住宅の数は、2月29日時点で7万5000棟余りにのぼり、今も多くの人たちが避難生活を余儀なくされています。

こうしたことを受けて、酒田市大宮町にある工務店では、住宅の耐震などに関する無料の相談会を開いています。

工務店の社長で耐震診断の資格を持つ竹内仁さんによりますと、これまでに3件の相談があり、中には、酒田市内で購入予定の中古住宅の耐震診断をしてほしいといった相談も寄せられたということです。

竹内さんは、阪神・淡路大震災をきっかけに耐震基準が見直された平成12年よりも前に建てられた家に住んでいる人は、相談してほしいと呼びかけています。

無料の相談会は庄内地域の住宅が対象で、期間は今月末までで、予約制のためホームページなどから事前の連絡が必要です。

相談会を開いている「クリエイト住宅」の竹内さんは「能登半島地震のあと、何かできることはないかと考え相談会をやることにしました。耐震のことなど住宅に関する相談を何でも受け付けているので、みなさんには万が一の場合に備えてほしい」と話していました。