山形県は「つや姫」「雪若丸」が特A 食味ランキング結果公表

去年、生産されたコメの味などを審査する「食味ランキング」の結果が公表され、山形県では村山産と置賜産の「つや姫」と置賜産の「雪若丸」が最高の「特A」の評価を受けました。

一方、庄内産の「雪若丸」は初めて「特A」から「A」に評価を落とし、県は、去年夏の猛暑の影響を受けた可能性があるとしています。

コメの食味ランキングは農産物などの品質や安全性を評価している日本穀物検定協会が毎年、生産されたコメの味や香りなどを審査して5段階で評価しています。

去年、生産された全国144銘柄のコメの評価が29日公表され、このうち、山形県では村山産と置賜産の「つや姫」と置賜産の「雪若丸」が最高の「特A」の評価を受けました。

これにより、ブランド米の「つや姫」は14年連続、「雪若丸」はデビューから6年連続で「特A」となりました。

吉村知事は「夏の高温の影響で1等米比率は大幅に低下したが、おいしさについては最高の評価が得られた。厳しい気象条件の中でも、生産者のみなさんがおいしい米づくりに励んでいただいたたまものだと考えている」とコメントしています。

一方、庄内産の「雪若丸」は初めて「特A」から「A」に評価を落としました。

県農業技術環境課は「去年、夏の猛暑の影響を受けた可能性もあるが、今後、詳しい要因を分析していきたい」と話しています。