難病や希少疾患に理解を深めてもらう催しが山形市で開かれる

難病や患者数が特に少ない「希少疾患」について、パネルの展示を通して、理解を深めてもらう催しが24日、山形市で開かれました。

この催しは、2月の最後の日が「世界希少・難治性疾患の日」にされていることにあわせ、難病の患者や家族などでつくる実行委員会が8年前から山形市で開いています。

会場のJR山形駅前の複合ビルには、県内の12の患者会などが、難病や「希少疾患」についてのパネル展示を行いました。

このうち、難病に指定され全身の筋力が低下する「重症筋無力症」のパネルには、物が二重に見えたり、そしゃくが難しくなるなどの症状の説明や、女性が発症することが多い病気であることが説明されていました。

このほか、2人の保健師が常駐し、患者や家族などが病気のことについて相談することができるブースも設けられていました。

訪れた人は、パネルをじっくり見たり、患者会のメンバーと話したりして病気への理解を深めていました。

実行委員会のメンバーで県難病等団体連絡協議会の鈴木威正さんは、「難病や、『希少疾患』は誰でもなる可能性がある。催しを通して、病気について知ってもらって、支援の輪が広がればと思う」と話していました。