県の当初予算案 犯罪被害者や遺族に見舞い金や支援金支給へ

県の新年度の当初予算案に盛り込まれた主な事業をシリーズでお伝えしています。
県は、犯罪被害者や遺族の見舞い金や支援金を支給することにしています。

犯罪被害者や遺族に対して、国は給付金を支給していますが、手続きに時間がかかることなどが課題となっています。

こうした中、県は、犯罪被害者や遺族に対して見舞い金や支援金を支給する費用として450万円余りを当初予算案に盛り込みました。

県によりますと、見舞い金の対象となるのは殺人事件や傷害事件など故意の犯罪で、遺族には60万円、大けがをした人には20万円、精神的苦痛を受けた人には5万円を、それぞれ支給します。

また、遺児には年1回、支援金3万円を18歳になるまで支給します。

県は、申請を受けてから速やかに支給することで経済的な負担の軽減につなげたいとしています。

県消費生活・地域安全課は「犯罪に巻き込まれた被害者や家族に寄り添って支援をしていきたい」と話しています。