咽頭結膜熱の患者 3週連続で増加 依然として警報基準上回る

プール熱と呼ばれていた咽頭結膜熱の患者数は、1医療機関あたりの平均が3.32人と3週連続で増加していて、依然として、警報の基準を上回っています。

咽頭結膜熱は、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出るウイルス性の感染症で、せきやくしゃみなどの飛沫で感染するほか、ウイルスが付着したタオルを介しても感染します。

県によりますと、今月4日までの1週間で、県内28の小児科から報告された患者数は93人と前の週より8人増え、3週連続での増加となりました。

1医療機関あたりの平均は3.32人と、警報の基準を依然として上回っていて、県は警報を継続しています。

保健所別では、山形市保健所が5.5人、山形市を除く村山地域を管轄する村山保健所が5.29人、置賜保健所が3人、庄内保健所が1人、最上保健所が0.33人となっています。

年代別では、1歳未満が5人、1歳が10人、2歳と3歳がそれぞれ11人、4歳と5歳がそれぞれ13人、6歳が14人、7歳が9人、8歳が4人、10代が3人となっています。

県は十分な手洗いやタオルの共用を控えるほか、マスクの着用や換気など予防の徹底を呼びかけています。