下水道で赤ちゃんの遺体発見 何者かに遺棄されたか 鶴岡

12日午前、山形県鶴岡市の下水処理施設の下水道で、生まれたばかりの赤ちゃんとみられる遺体が見つかり、警察は身元の確認を進めるとともに何者かに遺棄されたとみて調べています。

12日午前9時すぎ、鶴岡市の下水処理施設、切添中継ポンプ場の下水道で、生まれたばかりの赤ちゃんとみられる遺体を下水道の維持管理作業をしていた30代の男性が見つけ、連絡を受けた鶴岡市の職員が警察に通報しました。

警察が調べたところ、遺体で見つかった赤ちゃんは男の子で、服は着ておらず、目立った外傷は確認されていないということです。

警察によりますと、現場の下水道は鶴岡市が管理していて、外部から自由に出入りできる場所ではないということです。

警察は、別の場所から流されてきた可能性もあるとみて身元の確認を進めるとともに、何者かに遺棄されたとみて調べています。

鶴岡市によりますと、生まれたばかりの赤ちゃんとみられる遺体が見つかった鶴岡市鳥居町の「切添中継ポンプ場」は、市内に3か所ある下水処理施設の1つで、主に市中心部から南寄りの地域にかけての下水が集まる場所です。

また、ポンプ場に近い場所の下水管の直径は、およそ1メートルほどあるということです。

ふだんは施錠されていて外部から施設内に立ち入ることはできません。