SNS使った投資詐欺 村山地方の男性が3100万円余の被害

村山地方に住む40代の男性が、SNSで知り合った女からうその投資話をもちかけられ、3100万円余りをだましとられました。
SNSを通じた詐欺の被害額は県内でことし3億円余りにのぼり警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと、ことし10月、村山地方に住む40代の男性がマッチングアプリで台湾の貿易会社の経営者を名乗る女と知り合いました。

その後、女のほか、女の叔父で投資の専門チームを立ち上げたと名乗る男や暗号資産の運用サイトの担当者を名乗る男から暗号資産による投資話をもちかけられました。

話を信じた男性は、今月中旬までのおよそ1か月のあいだに10回にわたってあわせて3100万円余りを暗号資産に替えて指定されたアドレスに送信しました。

その後、女から紹介されたうその暗号資産の運用サイトで利益が出ていると思い込んでいましたが、金を引き出す際にサイトから税金を要求されたことを不審に思い、警察に相談したところ被害が発覚したということです。

警察によりますと、これを含めたSNSを通じた詐欺の被害はことし、これまでに35件確認され、被害額はあわせて3億500万円余りにのぼるということです。

警察はSNSなどで知り合った面識のない人から現金や暗号資産の要求があった場合は絶対に応じることなく、警察に相談するよう呼びかけています。