自転車用ヘルメットの着用率は約6% 山形県警が調査

県警察本部がことし4月に努力義務化された自転車用ヘルメットの着用率を県内5つの市で調べたところ、およそ6%にとどまりました。
警察は、命を守るために自転車用ヘルメットの着用を呼びかけています。

自転車用ヘルメットの着用は、ことし4月に改正道路交通法が施行され、自転車に乗るすべての人を対象に努力義務化されました。

県警察本部がことし10月、県内の5つの市で自転車用ヘルメットの着用率を調べたところ、自転車の利用者2224人のうち着用していたのは126人で、率にして5.7%にとどまりました。

調査が行われた5つの市のうち、鶴岡市が8.3%と最も高く、新庄市が5.6%、酒田市が5.5%、山形市が5.3%、米沢市が4%でした。

また、商店街やショッピングモールの周辺が8.8%、駐輪場が整備された駅前周辺が3.8%でした。

警察によりますと、自転車に乗っているときの交通事故で亡くなった人のうちおよそ7割は頭に致命傷を負っているといい、警察は「事故にあったときに命を守るために自転車用ヘルメットを着用してほしい」と呼びかけています。