JR米坂線 不通区間代行バス 鉄道の運行時より利用者が減少

去年8月の豪雨で、一部区間が不通となっているJR米坂線の代行バスについて、JR東日本は、ことし9月までの半年間で1日の平均利用者が113人と、鉄道の運行時よりも利用者が減少していることを明らかにしました。

JR米坂線は、去年8月の豪雨で橋が崩落するなどして、長井市の今泉駅と新潟県村上市の坂町駅の間で1年以上たった現在も不通となっていて、バスによる代行運転が行われています。

JR東日本新潟支社が代行バスの利用者数について調べたところ、1日の平均利用者が上り下りともに113人となり、鉄道の運行時よりも減少していることがわかりました。

代行バスは1日24便が運行されていて、利用者が最も多かった時間帯は、午前6時5分に小国駅を出発して米沢駅に向かう便で、1日の平均利用者は26人だったということです。

JRによりますと、利用者は通学する高校生が多いということですが、冬の期間の代行バスは、積雪や路面の凍結などの影響で到着の予定時刻よりも遅れることもあるということです。

JR東日本新潟支社は「利用状況や気象状況をみながら、ダイヤの見直しを行っていく」とコメントしています。