女性農家の負担軽減 アシストスーツの体験会 川西町

重い物を持ち上げる際の体の負担を減らす「アシストスーツ」の体験会が川西町で開かれ、女性農家が使い勝手を確認しました。

この体験会は、女性農家の負担を軽減し、長く農業に携わってもらおうと、川西町が13日に開き、地元の女性農家9人が参加しました。

会場には、しゃがんだ状態から重い物を持って立ち上がるときに空気圧で腰を保護するタイプや、高い位置の果物などを収穫するときに腕をサポートするタイプなど、あわせて13種類のアシストスーツが用意されました。

参加した人たちはアシストスーツを装着し、重さ10キロの水のタンクを入れたかごや、30キロの米袋を持ち上げて効果を確かめていました。

コメ農家の女性は「腰が支えられ安定する感じです。米袋は30キロと重く疲労が蓄積していて、購入を検討していたので体験できてよかったです」と話していました。

川西町農業委員会の梅津智史主任は「農業を長く続けてもらうためにも、アシストスーツを使って負担を軽減してほしい。パートさんに使ってもらえば働き方の改革につながると思うので、導入を検討してほしい」と話していました。