東根市のラ・フランスから基準超える農薬 健康に影響なし

先月、東根市から名古屋市に出荷されたラ・フランスから基準を超える農薬が検出されました。
県によりますと、通常食べる量では健康に影響はないということです。

県によりますと、東根市農協から先月7日、名古屋市の卸売会社に出荷したラ・フランスを名古屋市保健所が検査した結果、農薬の「プロパルギット」が食品衛生法で定める基準の30倍の量にあたる0.3ppm検出されました。

県によりますと、検出された農薬の量は、毎日、このラ・フランスを食べ続けても健康に影響が出るおそれはない量だということです。

「プロパルギット」はダニを殺す農薬で、ラ・フランスへの使用は認められていませんが、県のこれまでの調査で、生産者が農薬を噴霧する機械の洗浄が不十分だった可能性があるということです。

東根市農協では同じ日に240キロを出荷していて名古屋市内に流通していますが、販売された店舗などは調査を進めているということです。

県産の農産物で、基準を超える農薬が検出されたのは、2017年以来で県は、東根市農協に対し、出荷されたラ・フランスを回収し再発を防止するよう指導しました。