山形 鶴岡 重要文化財 大時計修理にクラウドファンディング

4年前の山形県沖を震源とする地震や新型コロナの影響を受けて閉鎖が続いていた鶴岡市の国の重要文化財は、大時計の修理に必要な資金などをクラウドファンディングで募り、再開を目指すことになりました。

鶴岡市の致道博物館の敷地内にある「旧西田川郡役所」は、日本建築に西洋の技術を取り入れた明治時代の文明開化を象徴する建物として、国の重要文化財に指定されています。

この建物は、幕末の歴史を伝える展示会場などとして使用されていましたが、鶴岡市で震度6弱を観測した4年前の地震で被災したことや、新型コロナで入館者が減少するなどの影響を受けて閉鎖が続いていて、再開のめどはたっていませんでした。

こうした中、博物館は11日記者会見を開き、建物のシンボルである直径およそ90センチの大時計の修理や展示のリニューアルなどに必要な資金をクラウドファンディングで募り、再開を目指すことを明らかにしました。

目標は1000万円で、11日から来年1月31日まで、専用のウェブサイトや銀行振り込みなどで受け付けています。

致道博物館の酒井忠順館長は「新型コロナの影響などもあり博物館の運営が厳しい中、これまでリニューアルには至らなかった。より魅力的な建物にしていくために、職員一丸となって取り組んでいきたい」と話していました。