蔵王温泉スキー場で今シーズンのスキー場開き

東北地方有数の規模を誇る山形市の蔵王温泉スキー場で、9日、今シーズンのスキー場開きが行われました。

スキー場開きの式典は、蔵王温泉スキー場の標高930メートルにある「上の台ゲレンデ」で行われ、地元の観光関係者などおよそ100人が集まって安全祈願をしてスキー場のオープンが宣言されました。

このあと、蔵王の守り神として知られる「てんぐ」のお面を被ったイントラクターなどが初滑りを披露し、スキーシーズンの到来を祝いました。

9日は、積雪が少なかったため、14あるゲレンデのうち滑走できたのは2つでしたが、訪れた人たちは楽しそうに滑っていました。

山形市から訪れた30代の男性は「ふかふかの雪で気持ちよく滑りました。足がまだ雪に慣れていないので、ゆっくりけがをしないように楽しもうと思います」と話していました。

このスキー場の来場者数は、昨シーズンは25万3000人でしたが、ことしは新型コロナウイルスの影響が落ち着くと考えられることから30万人を見込んでいるということです。

蔵王温泉観光協会の岡崎善七会長は、「このスキー場はとても広いスキー場のほか樹氷を見ながら滑ることができるので、ぜひ楽しんでもらいたい」と話していました。

このスキー場は来年5月6日まで営業する予定です。