不登校の子どもや家庭の現状把握 NPO法人がアンケート調査

不登校や学校を休みがちな子どもや家庭の現状を把握しようと、山形市のNPO法人がアンケート調査を行っていて、回答をもとに県内4地域のフリースクールなどが記載されたマップを作成することにしています。

文部科学省の調査によりますと、昨年度、県内で学校を30日以上欠席した不登校の小中学生は2073人で、前の年度から519人増えてこれまでで最も多くなっています。

こうした中、山形市内でフリースクールなどを運営しているNPO法人が、山形大学の協力を受けてインターネットでアンケート調査を行っています。

対象は、不登校や学校を休みがちな小中学生がいる家庭などで、質問は学習面や家庭の経済的な課題、それに、ふだん過ごしている場所など17項目に上っています。

NPO法人は、回答をもとに県内の4つの地域の▽フリースクールや▽同じ悩みを抱える保護者でつくる団体などが記載されたマップを来年3月上旬までに作成することにしています。

NPO法人「クローバーの会@やまがた」の樋口愛子理事長は「いろんな困りごとが見えてくることで、必要な支援につながればうれしい。県内各地からの情報を集めたいので、どんどん声を寄せてほしい」と話していました。

アンケートは今月末まで受け付けていて、NPO法人のホームページなどから回答できます。