ラ・フランス 新幹線で東京へ 今が旬 山形特産の西洋なし

今が旬の山形特産の西洋なし、「ラ・フランス」を食べ頃の状態で首都圏の消費者に味わってもらおうと、新幹線を使って東京まで輸送し販売する取り組みが行われています。

山形の秋を代表する味覚「ラ・フランス」は、とろけるような食感と上品な甘みが特長の西洋なしで、山形県が全国の生産量のおよそ7割を占めています。

「ラ・フランス」の新幹線を使った輸送は、食べ頃の状態で首都圏の消費者に味わってもらおうと、JR東日本東北本部などが企画しました。

17日は先月上旬に天童市で収穫され、およそ1か月間専用の冷蔵庫に入れたあと、常温で1週間ほど追熟させた「ラ・フランス」あわせておよそ100キロが東京行きの山形新幹線に積み込まれました。

輸送された「ラ・フランス」は東京駅構内の店舗で販売されることになっています。

JR東日本東北本部マーケティング部の菊池英憲副長は「ラ・フランスは香りがよく味もよい。旬のおいしさを知ってもらい、山形県を訪れるきっかけになればうれしい」と話していました。