酒田市 6人に給付金 計100万円余を誤って支給

高齢者の医療費や介護サービスの利用料の自己負担額が上限を超えた場合に支給される給付金について、酒田市は、合わせて100万円余りを誤って支給していたと発表しました。

誤って支給していたのは「高額介護合算療養費」と「高額医療合算介護サービス費」で、高齢者が受けた医療や介護サービスの利用料の自己負担額が上限を超えた場合に支給されます。

酒田市によりますと、おととし8月から去年7月にかけて市内の6人に対して、合わせて105万円余りを誤って支給していたということです。

市によりますと、この6人は、サービスを提供する施設が、所得金額などを理由に自己負担額を割り引いていましたが、市の担当者が、割り引き後の金額ではなく、通常の自己負担額を元に計算して支給していたということです。

今月、市の担当者が、別の利用者の手続き中に、ミスに気づいたということです。

酒田市はこの6人に対し謝罪したうえで、誤って支給した分の返還を求めるとともに、複数の担当者によるチェックを徹底するとしています。