政務活動費の情報公開 山形県議会は去年を上回り全国22位

政務活動費の情報公開がどの程度進んでいるか、ことしのランキングが発表され、元議員の不正を受けて今年度からインターネット上で領収書の公開を始めた山形県議会は、去年の29位を上回り、全国で22位でした。

このランキングは全国市民オンブズマン連絡会議が毎年、発表しているもので、ことしは都道府県や政令指定都市、中核市の129の議会を対象にアンケート調査が行われました。

「住民がどれだけ情報にアクセスしやすいか」を重視して公開の方法などを100点満点で採点した結果、山形県議会は全国の都道府県議会の中で22位と、去年の29位を上回りました。

これは、元議員が長年にわたり政務活動費を不正に受け取っていた問題を受けて、領収書をインターネット上で公開する取り組みが今年度から始まったためです。

一方、領収書に加えて会計帳簿や視察の報告書などもインターネット上で公開している山形市議会は中核市で2位でした。

市民オンブズマンは「ランキングでは、インターネット上で公開すれば内容が伴っていなくても加点される仕組みのため、今後はふだんの議員の活動を知らせるという視点で、公開の方法だけでなくその内容も市民の側で厳しくチェックしていく必要がある」と話しています。