高校生DJポリス 自転車利用者に交通ルール守るよう呼びかけ

自転車が関係する交通事故を減らそうと、山形県上山市で、高校生たちが「DJポリス」となって、自転車の利用者に交通ルールを守るよう呼びかけました。

この取り組みは、30日7時半すぎからJRかみのやま温泉駅で、上山明新館高校の生徒と教員合わせて15人が参加して行われました。

生徒たちは、交代で警察車両の上に立つと、「イヤホンをしながら自転車を運転すると、周囲の音が聞き取りづらくなり非常に危険です」などと、マイクを使って「DJポリス」さながらに自転車の安全運転を呼びかけていました。

また、駅から駐輪場に向かう人たちには自転車の死亡事故ではヘルメットを着用しない場合、死亡率が3倍になることや車と自転車が衝突する事故のおよそ8割が、自転車側にも法令違反があることなどが書かれたチラシを配って交通ルールを守るよう呼びかけていました。

警察によりますと、ことしに入ってから先月末までに県内で発生した自転車が関係する事故は231件で、去年の同じ時期と比べておよそ1.5倍に増加しているということです。

「DJポリス」に挑戦した高校3年生の男子生徒は「スマートフォンを見ながら自転車を運転している人を多く見かけるので、事故が減るように呼びかけていきたい」と話していました。