70代男女4人 山で採ったきのこ食べ食中毒に 今シーズン初

庄内地方の70代の男女4人が山で採ったきのこを食べたあと、おう吐などの症状を訴え、保健所は毒きのこの「ツキヨタケ」による食中毒と断定しました。
県内でのきのこによる食中毒は今シーズン初めてです。

県と庄内保健所によりますと、22日正午すぎ、鶴岡市など庄内地方に住む70代の男女4人が、山で採ったきのこをみそ汁にして食べたあと、1時間ほどするとおう吐や吐き気の症状が出て、2人が医療機関を受診しました。

医療機関から連絡を受けた保健所が残ったきのこなどを調べたところ、「ヒラタケ」によく似た毒きのこの「ツキヨタケ」による食中毒だったことが分かりました。

県によりますと、県内でのきのこによる食中毒は令和2年以来で、今シーズン初めてだということです。

4人のうち1人は一時、激しいおう吐の症状があり入院していますが、全員、快方に向かっているということです。

県は、▽食べられるきのこが生えている場所に毒きのこが混ざっていることがあるため十分注意が必要で、▽きのこを食べてしびれや吐き気などの食中毒が疑われる症状が出た場合、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけています。