山形城の「御城印」 今月から販売開始

お寺や神社の「御朱印」が人気を集めるなか、山形城を訪れると手に入れられる「御城印」が今月から販売が始まっています。

山形市にある山形城は、全国有数の規模の平城で、戦国武将の最上義光がすでに築城されていたものを城下町とともに整備し、国の史跡に指定されています。

管理をしている山形市は、山形城の魅力を知ってもらおうと、訪れた人が記念として買い求めることができる「御城印」の販売を今月から始めました。

御城印は2種類あり、いずれもはがきサイズで、このうち300円の「通常版」は最上家の家紋や山形城跡に整備された霞城公園にある最上義光の騎馬像がデザインされています。

また、1000円で5000枚限定の「特別版」はかぶとをかぶった最上義光をモデルにした人物像が描かれていて、同封されている説明書きに記載されているQRコードを読み込むと、騎馬像をAR=拡張現実の技術を使って立体的に見ることができます。

御城印は霞城公園の東側にある最上義光歴史館で販売されていて、購入した人は日付が入ったスタンプを押してもらえるということです。

山形市公園緑地課の常川知也主査は「とても人気があり、県外の観光客や歴史が好きな人が購入している。山形城を訪れた思い出に購入してもらいたい」と話していました。