子ども医療費助成 山形県内 全市町村で18歳まで引き上げ

こどもの医療費の助成が、今月から県内すべての市町村で18歳まで引き上げられました。

県保険医協会によりますと、県内では、▽15歳までの医療費が2016年にすべての市町村で無料化されていて、▽16歳から18歳までの通院と入院にかかる医療費の助成は、32の市町村で行われています。

このうち庄内町では、通院と入院にかかる医療費は先月まで助成されていませんでしたが、今月からいずれも助成が始まりました。

一方、村山市と山辺町は、入院にかかる医療費のみ、保険診療分を利用者などが負担したあと、自治体が全額返金する「償還払い」が適用されていますが、通院にかかる医療費は助成されていません。

また、山形市は入院にかかる医療費のみ助成されていて、通院にかかる医療費は令和6年度から助成できるよう調整しているということです。

県保険医協会は、「子どもがどこに住んでいても、経済的な影響を受けず無料で医療を受けられるように今後も、国や県、自治体に要請をしていく」とコメントしています。