山形市のシェアサイクル年2万回超の利用 自転車台数など増へ

山形市で電動アシスト自転車を使ったシェアサイクル事業が始まってから今月で1年となり、これまでの利用回数は2万回を超えていることが市のまとめでわかりました。
市は利用者が順調に伸びていることから、今月からす自転車の台数を増やすなどして事業を拡大しています。

山形市は中心市街地などでの市民や観光客の移動について利便性を高めようと、去年10月から電動アシスト自転車を使ったシェアサイクル事業を行っています。

スマートフォンのアプリを使って会員登録を行ったうえで、自転車を借り代金を支払えるようになっていて、市によりますと、今月10日時点で、6600人余りが会員登録し、この1年間で利用回数はおよそ2万2000回にのぼっているということです。

市は利用者が順調に伸びていることから、今月から自転車を借りたり返却したりできるスペースを2倍の80か所に、自転車の台数をこれまでのおよそ1.5倍の280台に、順次、増やして事業を拡大しています。

新たなスペースは山形駅東口の「駅前公園」や中心市街地にある「市立病院済生館」などに設置されています。

山形市公共交通課は「事業開始から1年が経過し、利用者も順調に伸びている。今後も、市民や観光客のニーズを捉えながら、事業を進めていきたい」と話しています。