避難生活者に調査 “今後も山形県で生活したい”70%余

東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故のあと県内で避難生活を続ける人たちを対象に県が実施したアンケート調査で、回答した世帯のうち70%余りが今後も山形県で生活したいと考えていることがわかりました。

東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故のあと県内では今も1200人余りが避難生活を続けていて、県は毎年、郵送でアンケートを送り、ことしはおよそ24%にあたる103世帯から回答を得ました。

このうち今後の生活については、▽「山形県に定住したい」が38.8%、▽「もうしばらく山形県で生活したい」が34%で、あわせて70%余りの世帯が山形県での生活に慣れたり、子どもが就学したりして、今後も山形県で生活したいと考えていることがわかりました。

また、生活で困っていることや不安なことについては、▽「生活資金」が、去年より7ポイント減ったものの44.7%と依然と高く、▽「自分や家族の健康」が去年より9.8ポイント増えて40.8%、▽「山形県での冬の生活」が去年より6.1ポイント増えて32%となっています。

県復興・避難者支援室は「避難者のニーズを踏まえ、県内のすべての避難者が安心して生活できるように、一人一人の気持ちに寄り添った支援を続けていきたい」としています。